ファクト



 「すごくお金があって安心できる人と、まったくそうじゃない人と、どんどん差が広がる気がする。」

1.貧困と格差

【子どもの貧困】
◆持てる者と持たざる者との拡がる格差の影響を最も受けるのは子どもたちである。裕福な子どもと貧しい子どもの格差は、1990年以来、縮まるどころか世界的に35%拡大しており、これは成人間の格差の約2倍となっている。
・・・「平等に生まれて(Born Equal)」(セーブ・ザ・チルドレン、2012)

◆最も貧しい世帯の子どもは、豊かな層の世帯に比べ、2~3倍の確率で死亡したり、栄養失調になりやすい。
・・・"Addressing inequalities: The heart of the post-2015 agenda and the future we want for all" , page4 (UN Women, 2012)

◆最も貧しい世帯の子どもが18歳未満で結婚する確率は、そうでない層の約3倍に上る。
・・・"The Post-2015 Agenda: Policy Brief #3 Reaching the most vulnerable children through addressing inequalities." (World Vision, 2014)

◆不衛生な水しかなく、衛生設備も整っていないことが原因で、毎日約1400人の子どもたちが下痢で命を落としている。
・・・"Progress Report 2014" (UNICEF)

【富裕層と貧困層の経済的格差】

◆所得再分配の結果、貧しい人がより貧しくなるのは、先進国で日本だけである。つまり、日本においては、社会保障制度や税制度を通じて、所得は再分配されるが、再分配前の貧困率より、再分配後の貧困率の方が高くなっている。「日本は、勤労者世帯や子どものいる世帯で、税及び給付を考慮した後に貧困率がより高くなる OECD で唯一の国である。」
・・・「OECD 対日審査報告書 2013年版」(OECD)

◆世界で最も貧しい20%の人口が稼ぐお金は、世界の所得の1~2%にしかあたらない。
・・・"Global Inequality: Beyond the Bottom Billion - A Rapid Review of Income Distribution in 141 Countries" (UNICEF, 2011)

◆世界で最も裕福な85人が所有する資産は、最も貧しい35億人と同等。
・・・「【ダボス会議】経済格差についての最新報告書を発行」(オックスファム・ジャパン、2014)

◆日本の高校卒業後の進学率は全体では70.2%だが、生活保護受給家庭の子どもでは32.9%である。
・・・子供の貧困対策に関する大綱
・・・平成25年度学校基本調査

【飢餓・栄養不足】

◆世界の5歳未満の子どもの4分の1は、慢性的な栄養不良によって発育阻害になっている。
・・・"Committing to Child Survival: A Promise Renewed Progress Report 2013" (UNICEF)

◆サブサハラ地域では、3000万人の子どもが低体重となっており、20年前と比べて550万人増加している。
・・・"Fact Sheet: Population and Food Security: Africa's Challenge" (Population Reference Bureau, 2012)

◆世界では約8億500万人が栄養不良となっている。これは、世界の9人に1人が健康で活動的な暮らしを営むための十分な食糧を得られていないことになる。
・・・「飢餓について」(WFP)







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